【鉄旅タレント木村裕子の日本全國おもしろ鉄道】「脳內乗り鉄」ご存じですか? 時刻表一冊で桜の名所?青森県弘前へ

2020年04月14日 16時00分

鉄道ファンは、時刻表があれば「脳內乗り鉄」ができます!

 猛威を振るう新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、鉄道界も新幹線の運転本數を減らしたり、週末の鉄道イベントを中止したりしています。私たち鉄道ファンにもつらい時期ですが、実は鉄道ファンのほとんどは、家にいながら日本中を“乗り鉄”していることをご存じでしょうか?

 外出していないのに乗り鉄するって、意味が分からないと思いますが、私はこれを“脳內乗り鉄”と呼んでいます。その名の通り、脳內で乗り鉄をすること。これが思いのほか楽しいので、みなさんにも遊び方をご紹介します!

 用意するものは時刻表だけ。ここから先は、全て脳內のお話になります。まずは行き先を決めましょう。せっかく季節が春なので、日本の桜の名所の一つである青森県の弘前に行きたいですね。

 殘念ながら今年は「弘前さくらまつり」が中止になりましたが、私の脳內ではちゃんと開催しているので全く問題ありません(笑い)。

 今回は東京駅から在來線でのんびり向かいたいと思います。それでは時刻表の、JR山手線のページを開いて、東京駅4時46分発から時刻を指でなぞっていきます。上野で常磐線に乗り換えて、9時14分に福島県いわき駅に到著しました。

 おなかがすいたのでホームの立ち食いそばを探しますが、駅員さんに聞くと駅の外にあるとのこと。でも時刻表を見るとこの電車は16分間しか停車しないので、殘念ですがあきらめます。再び列車に乗ってしばらくすると、東日本大震災による福島第1原発事故の影響で9年間不通となり、今年3月に復舊したばかりの區間に入りました。復興の一歩を踏みしめます。

 こうして12時12分、仙臺駅に到著。乗り換えと同時に駅弁を買って、東北本線に入ると、日本三景の松島が近づいてきます。私は突然、ここで降りたくなりました! でも一つ問題が。「どうしよう。松島で観光したい。でも下車したら今日中に青森へは行けない…」。大慌てで時刻表を調べると、仙臺から新幹線に乗れば青森まで行けることが判明したので、寄り道することにしました。

 こんなふうに時刻表が一冊あれば、鉄道ファンは現実に限りなく近い方法で、脳內乗り鉄ができてしまうんです。

 ここで木村ポイント! 妄想旅行は人によって個性が出ます。乗り換えに5分あれば立ち食いそばに入る人もいれば、列車で寢過ごしてしまい、より過酷にする人も。もちろん、すべて妄想ですけどね(笑い)。

 日本のあちこちで緊急事態宣言が出されるなど、いまは厳しい時期ですが、鉄道ファンの遊びを取り入れて、外出自粛中の気分転換に出発進行~! 

☆きむら?ゆうこ=1982年8月17日生まれ。愛知県出身。鉄道をこよなく愛する鉄旅タレント。2015年にはJR、私鉄、地下鉄、ケーブルカー、モノレールなど、日本全國にある鉄道を全線乗車する「日本國內鉄道全線完乗」を達成。乗車した走行距離は約2萬8000キロメートル。

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