ソフトバンク バレンティン意外にも?気配りの男

2020年04月21日 16時30分

バレンティン

【取材の裏側 現場ノート】今年からソフトバンクに移籍したウラディミール?バレンティン外野手(35)は意外にも(?)気配りの男だ。ヤクルト在籍9年間で通算288本塁打。2013年にはシーズン最多本塁打の日本記録を塗り替えたことから勝手に豪快なイメージを抱いていたが、取材で接するようになってから、その印象はかなり変わった。

 初めて話しかけたのは16年の春季キャンプだった。最初は野球の話をしていたが、途中で思い切ってずっと気になっていたことを聞いた。「なぜそんなに流ちょうに何か國語も話せるの?」と。

 答えははっきりと思い出せないが、単語を覚えたらとにかく使ってみること、という趣旨だったように記憶している。出身のオランダ領キュラソー島で8~9歳からオランダ語、中學の時から英語とスペイン語を勉強したからね、とも付け加えていた。話す時は英語だけでも四苦八苦しているこちらを気遣ってか、時々日本語交じりで答えてくれることもあった。

 ある時、バレンティンとヤクルトの若手選手との食事會にたまたま同席させてもらったことがある。そこでバレンティンは他の選手たちにプロに入るまでの野球人生のことを聞いたり、食事は足りているのか…と、ずっと話しかけていた。今でも「ヤクルトのチームメートには家族みたいな、兄弟みたいな選手がたくさんいるんだ」と言っているのは、そんな付き合いを続けていた証拠だろう。

 ヤクルト擔當ながら、2月に1日だけソフトバンクのキャンプを取材する機會があった。朝、球場の入り口で待っていると、バスから降りたバレンティンが満面の笑みを見せてくれた。その時、そういえばどんな時でも取材に「ノー」と言われたことがなかったことを思い出し、少し寂しい気持ちになった。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今年の交流戦は中止になることがすでに決まった。いつ再會できるか分からないが、バレンティンはずっと応援し続けたい選手の一人だ。

(杉浦彌生)

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